真駒内どうぶつ病院

札幌市南区真駒内上町5-4-2

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中高齢猫

▋ 腎臓病

水をよく飲む、尿が多くなる、体重が減る、などの症状がみられる場合、腎臓病が疑われます。症状がなくても、健康診断時などに尿検査や血液検査の異常から発見される場合もあります。猫の中高齢期にみられる腎臓の病気では、腎臓の線維化によりおきる慢性腎臓病が代表的です。重い症状が生じる前に発見し、腎臓の負担を緩和するケアを行うことで、臓器寿命を延ばすことが可能です。

▋ 心血管系の病気

呼吸が粗い、口を開けて呼吸をする、疲れやすい、腰が抜ける、明るい場所でも瞳孔が開いている、などの症状がみられる場合、心血管系の病気が疑われます。猫の中高齢期にみられる心血管系の病気では、心臓の筋肉の異常でおきる心筋症や、高血圧症、などが代表的です。重い症状が生じる前に発見し、心血管系の負担を緩和するケアを行うことで、臓器寿命を延ばすことが可能です。

▋ 歯周病

口臭が強くなる、歯が抜ける、などの症状がみられる場合、歯周病が疑われます。歯周病は、歯石の付着による細菌感染の重症化が原因でおきます。歯が吸収されておきる破歯細胞性吸収病巣という病気も猫ではみられます。口腔内の病気は放置されがちですが、進行すると心臓や腎臓に悪影響を及ぼす要因にもなります。また、歯周病の原因菌が人体に悪影響を及ぼすこともあり、免疫力の弱い幼児、高齢者、闘病中の方などが一緒に生活している場合には特に注意が必要です。適切な治療を実施し、治療後は自宅での口腔ケアを継続していくことで、歯と口腔の健康を守ることは可能です。

▋ ホルモン(内分泌)の病気

食欲旺盛なのに体重が減る、水をよく飲む、尿が多くなる、などの症状がみられる場合、内分泌の病気が疑われます。猫の中高齢期にみられるホルモンの病気では、甲状腺ホルモンが過剰になる甲状腺機能亢進症や、インスリンホルモンの分泌が減少する糖尿病、が代表的です。最初は前述のように一見病気とは分かりにくい症状なので、その間に発見して重い症状にいたる前にケアしてあげることが大事です。

▋ 腫瘍(がん)

体表にしこりができる(皮膚や乳腺のしこり)、リンパ節が腫れる(のど、肩、腋、膝裏などにしこり)、体重が減る、難治性の慢性症状がある(皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状)、などがみられる場合、腫瘍が疑われます。症状がなくても、健康診断時などに画像診断や血液検査の異常から、結果的に腫瘍が見つかる場合もあります。腫瘍は、あらゆる部位(体表にも、臓器にも)に発生し、腫瘍の種類も様々です。進行する前に発見し治療を行えば、完治を望める腫瘍も存在しますし、治らない場合でも緩和ケアにより質の良い延命を望める腫瘍もあります(豆知識のページ 診察内容のページ 参照)。また、原因治療が施せなくても、がん性疼痛に対するケアなど、症状の緩和に努める治療も可能です。

▋ 関節の病気

高い所に上がらなくなった、動作が遅くなった、などの症状がみられる場合、関節の病気が疑われます。猫の関節痛の症状は分かりにくいため、行動の変化を観察することが大事です。慢性痛の管理は生活の質の向上には大切です。