▋ 健康診断
動物は人のように体調の変化を言葉で伝えられません。日頃の観察と定期的な健康診断が大切です。
当院で実施している健康診断セットには3段階あります。年齢やご希望に合わせてご選択ください。
- ▶ セット内容
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Aセット |
Bセット |
Cセット |
① 問診(ご自宅での様子をお聞きします) |
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② 身体検査(視診・聴診・触診) |
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③ 尿検査 |
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④ 便検査 |
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⑤ 血液検査(赤血球・白血球・血小板などの血球検査) |
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⑥ 血液化学検査(臓器機能・蛋白・酵素・代謝・電解質など) |
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⑦ 胸部X線検査(心臓・肺などを含む胸腔のレントゲン検査) |
× |
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⑧ 腹部X線検査(腹腔重要臓器のレントゲン検査) |
× |
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⑨ 胸部超音波検査(心臓のエコー検査) |
× |
× |
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⑩ 腹部超音波検査(腹腔重要臓器のエコー検査) |
× |
× |
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▋ 避妊手術・去勢手術
性ホルモンの関与により発生しやすい病気の予防、およびストレス緩和や問題行動の抑制のため、当院では不妊手術の実施をおすすめしています。※なお当院は家庭内繁殖には反対しており(出産時の事故や遺伝病の観点から)交配や出産には対応しておりません。
- ▶ 犬の避妊手術・去勢手術
- 雌は乳腺腫瘍(乳がんなど)や子宮卵巣の病気(子宮蓄膿症など)の予防のため避妊手術はとても重要です。雄も精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、前立腺肥大、会陰ヘルニアの予防のため、また問題行動の抑制のためにも去勢手術は重要です。
- ▶ 猫の避妊手術・去勢手術
- 雌は乳腺腫瘍(乳がんなど)や子宮卵巣の病気の予防のため避妊手術はとても重要です。また、発情時に大声で鳴く(主に雌)、不適切な排尿(主に雄)、などの問題となる行動の抑制にもなります。
▋ 日常管理
日常のケアや生活習慣の改善により、病気を予防していくことをおすすめしています。栄養管理、環境管理、運動管理、口腔ケア、耳、皮膚、肛門嚢などのケア、について正しい知識を持つことは大切です。
▋ トレーニング
社会性および人と生活する上でのルールを身につけさせましょう。トレーニングを怠れば、自宅で行うケアも出来なくなり、病院での検査や治療も十分に受けることは難しくなってしまうでしょう。トレーニングも健康管理の重要な要素です。